子どもに信頼されるためにはどうすればいいのかな?
なにかテクニックとかあるといいのに!
こんな悩みを解消します。
とはいえ多くの先生は、信頼されるためのテクニックを知りません。
職員室でも先輩と話していても
- 子どもとたくさん話そう
- 指導を曲げないようにしよう
- 子どもの目線で話そう
といった、科学的根拠がない方法論をアドバイスされるだけではないでしょうか。
そこで今回は、研究されている心理術を応用した子どもへの関わり方を解説。
なぜなら、心理術を使ったテクニックを使うことで、子どもたちからおどろくほど信頼されるようになります。
記事を書いている僕は現職の中学校教員。
- およそ半年間でプログラミング独学
- 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
- 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中
おかげさまでブログは15万PVを突破。
Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!
今回紹介するテクニックはメンタリストDaiGoさんが執筆した「限りなく黒に近いグレーな心理術」の書籍を参考にしました。
この書籍のテクニックを使ったことで、安定した学級経営を行うことができるようになりました。
テクニックはたくさんありますが、今回は特に手軽ですぐに実践できるものを3つ紹介。
この記事を読むことで、現在教員の人だけでなく、初任者の方も実践できる心理術が分かりますよ。
心理術1:初頭効果
「子どもたちとの出会いは大切に」という言葉があるように、担任の先生とクラスの子どもたちの出会いは非常に大切です。
なぜなら、第一印象はおよそ半年間続くと言われているから。
初めて会う人には、第一印象で良いイメージを与えることで、その後の関係性も良いままの状態にできるというもの。
学級開きでは「視覚情報」が大事
この心理術は学級開きで使えます。
これは「メラビアンの法則」と呼ばれるもの。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
ーWikipediaより
- 言語:7%
- 聴覚:38%
- 視覚:55%
どれほど話す内容がうまくても、ぎこちない態度で自信がなく話していれば子どもたちから信用されることはありません。
- 不安そうな表情
- 楽しそうな表情
どちらが子どもたちから期待されるのかは、わかりますよね?
見た目って大事なんですよね
「特技」を見せると印象はよくなる
あなたが子どもたちから信用されたいのであれば、話す内容と同じくらい「見た目」を大事にすべきでしょう。
僕のオススメは「特技」を見せること。
- 楽器の演奏
- サッカーのリフティング
- バスケットボールのハンドリング
- 即興のイラスト
あなたの特技で子どもたちをぐっと惹きつけることができれば、こちらのものです。
「初頭効果」が働きますよ!
「あんぱん」を使えば印象がよくなる
人に見せるような特技はないんだけど…
と思う人もいるかもしれませんが、安心してください。
誰でも簡単に、子どもたちを惹きつける方法があります。
それは「具体物」を使うこと。
そこに視覚的に見せられる具体物を出すことで、子どもたちはぐっと話を聞くようになり、印象にも残すことができるようになります。
「あんパン」を取り出して半分に割り、次のように話しました。
中学二年生は、中学校生活三年間で真ん中に当たる一年間です。
この一年間を充実させることができれば、このパンの中身のようにぎゅっとあんが詰まった1年になるでしょう。
しかし、何もせず終われば、スカスカのパンになってしまいます。中身がギュッと詰まった1年にできるとよいですね。
その後の一年間は勉強にも行事にもがんばる生徒の姿が見られましたし、終わりには学級で涙を流す子がいるほど。
学級経営で成功させるためにも、最初の出会いを大切にしましょう!
心理術2:単純接触効果
「質より量」という言葉は子どもたちとのコミュニケーションにも言えます。
なぜなら、何度も会って話すことでより相手から好感を持ってもらえるからです。
人は良い印象を持っている人とは何度も会うことで、さらに好感を上げるという効果があります。
小学校の先生ほど子どもから信頼される
小学校、中学校とどちらも経験した僕から見れば、やはり小学校のほうが「単純接触効果」は発揮されやすいです。
なぜなら、ほとんどの教科を自分で授業することになるから。
同じ時間を共有しやすいため、短期間で信頼されやすいのは間違いないでしょう。
中学校の先生だからこそ「何度も話す」
一方、中学校は小学校の先生より、生徒と接する時間が短くなりがち。
なぜなら、教科担任制だから。
だからこそ、中学校の先生は教室に何度も出向いて、普段から生徒と会話することを心がけるべき。
中学生は意外と先生と話したがるものです。
授業の話だけではなく、趣味や好きなことについて聞いてあげると、生徒は「この先生は気軽に話せそう!」と思ってもらえます。
学級経営も安定するようになります。
子どもたちと何度も顔を合わせて話すようにしましょう!
ちなみに生徒と会話するときは「シュムージング」というテクニックを使うことで効果的に距離を縮めることができます。
心理術3:バックトラッキング
子どもたちとの会話では、相手が言った言葉を繰り返すことを心がけてみましょう。
なぜなら、相手に信頼を与えることができるから。
意識するだけで誰でも簡単にできるので、非常に便利な手法の一つです。
誰でもかんたんに「聞き上手」になれる
具体例を解説すると以下の通り。
- 子ども「昨日は勉強していて、全然眠れませんでした」
- 先生「え!勉強していて、全く眠れなかったんだ。だから眠そうなんだね」
相手の言葉を繰り返し伝えていますよね。
これにより「あなたが言ったことを聞いています」と伝える効果あります。
「この先生は聞いてくれる!」と思われたらこっちのものですね
まとめ:子どもに信頼される先生になろう!
今回のまとめです。
- 初頭効果
- 単純接触効果
- バックトラッキング
これらのテクニックはとても簡単にできます。
しかし、心理術を使ったとしても絶対に学級経営がうまくいくとは限りません。
最後はあなたが、何より子どもたちを大切に思う気持ちを持ち続けましょう。
学級経営が安定すれば、自分の時間が増えます
ゆとりのある時間で勉強もできますし、趣味に費やすこともできます。
よいクラスをめざして、ぜひ実践してみてください。
今回は以上です。
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