小・中学校で教員をしてきたぴいすです。未経験でWEBコンサル会社から内定ゲット。副業ブログは7ヶ月で月10,000円ほど稼げるようになりました!Twitterアカウント:フォロワー4,000人超
何度も話しているのに話が全然伝わらない・・・
先生としてどんな話し方をすればいいのかな・・・
こんな悩みを解消します。
教師の話し方は少しの工夫で驚くほど子どもたちに伝わるようになります。
今回紹介する内容は30万部を突破したベストセラー「1分で話せ」で書かれている内容を参考にした記事です。
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
この本はビジネスパーソン向けの書籍ですが、書かれている内容は教員として話す技術に必要なことにも通じるものがありました。
記事を書いている僕は現職の中学校教員。
- およそ半年間でプログラミング独学
- 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
- 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中
おかげさまでブログは15万PVを突破。
Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!
僕も実践することで子どもたちが話をより聞いてくれるようになり「分かりやすい」と言ってもらえるようになりました。
学級の満足度が高くなり、トラブルが減ることで定時に帰ることもできるようになります。
結果、プログラミングの独学や転職活動の時間をつくることができました。
記事の前半では「子どもが話を聞かない理由」を解説し、後半では「話を聞いてもらうための具体的な方法」についてまとめました。
この記事を読み終えることで、話し方に悩んでいる先生方が明日から意識するべきポイントが分かりますよ。
あなたの話が子どもに伝わらない理由
何度も話しているのに、全く子どもたちに伝わらない・・・
先生としてよくある悩みの一つではないでしょうか。
理由は2つあります。
「話し方が悪い」こと、そして「そもそも話を聞かない」ということです。
教師の話し方が悪い
1つめは教師側の話し方が悪いということです。
- 声が小さい
- スピードが早い
- ハキハキしていない
- 話が長い
- 相手のニーズに刺さっていない
- 自信がない
- 何を言いたいかわからない
このどれか1つでも当てはまれば、その話し方は改善する余地があります。
実際、教員は毎日忙しくて自分の「話し方」を見直す機会って少ないですよね。
僕も初任の頃、研究授業で撮影してもらったビデオを見返して自分の言動を振り返ったことはあります。
自分の想像していた話し方とあまりにも違ったため、
誰だよこいつ・・・
と思ったほどでした。
話し方が悪いことを分かっていないため、結局子どもたちに伝わらないことがあるのです。
子どもは話を聞いていない
2つめは子どもたちは話を聞いていないということです。
これは決して子どもたちが悪いということを言っているわけではありません。
残念ながら、言葉で伝えられる情報は少ないということです。
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
「アルバート・メラビアン」が行った実験で、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断したものです。
この法則によると、矛盾したメッセージを受け取ったとき、情報を受け取る人が影響される要素として次の割合を示しています。
- 話の内容などの言語情報から7%
- 口調や話の早さなどの聴覚情報から38%
- 見た目や表情などの視覚情報から55%
子どもたちはそれほど集中して先生の話を聞いていません。
- 早く話が終わらないかな
- 今日の給食はなにかな
- 家に帰ってなにしようかな
頭の中では別のことを考えて聞いている場合がほとんどです。
あなたが伝えたいことがあり、話が長くなればなるほど、子どもたちの集中力は途切れる可能性が高くなります。
話を聞いていないことを前提とすれば、どんな話し方をすればよいのか考えるきっかけになります。
- 教師の話し方が悪いのではないかと自分に問いかけてみよう
- 子どもたちは話を聞いていないことを前提に工夫を考えよう
先生が児童・生徒に話を聞いてもらうためには?
では話を聞いてもらうためにはどんなことを意識すればよいのでしょうか。
2つのポイントを解説します。
相手に意識を集中する
1つ目は話すときに聞く相手のことを考えることです。
相手への意識を集中することで話し方の工夫を考えることができるからです。
例えば同じ内容を伝えようと考えても、小学校の低学年と高学年では「聞く力」に大きな差がありますよね。
話す内容を相手の興味がもっていることに関連付けることができれば、より集中してくれる可能性もあります。
- 何歳なのか?何年生なのか?(小学生?中学生?)
- どんなことに興味をもっているのか?
- 話すことに対してどれほどの知識を持っているのか?
ゴールをイメージする
2つ目は話のゴールをイメージすることです。
ゴールとは話したことによって子どもたちにどう行動してほしいか、気づいてほしいかということ。
これによって話のストーリーラインができ、ゴールから逆算した話し方ができるようになります。
ゴールがない話し方をすれば子どもたちは「結局、何を言いたいの?」となってしまいます。
一つの話題の中にはゴールを一つとしぼり、話がぶれないように意識すること。
これにより、子どもたちはさらに聞いてくれるようになるでしょう。
- 相手に意識を集中して話せるようにしよう
- ゴールを決めてから話せるようにしよう
どんな人も動かせる話し方!「3段ピラミッド」とは?
話し方の重要性は分かったけど、話し方の形式とかないのかな?
聞いてもらうためのポイントが分かったところで、さらに話し方の形式、つまりテンプレートを解説します。
「1分で話せ」の著者である伊藤洋一さんは「3段ピラミッド」を使うことで、どんな人にも伝わる話し方ができると述べています。
「3段ピラミッド」とは「結論」「根拠」「具体例」の3つで構成することです。
例えば子どもたちに「給食準備をもっと早くしてほしい」と考えた場合、次のような構成で話すことができます。
- 結論:給食準備は早いほうがいい
- 根拠:早く食べられればその後の時間で友達と話したり勉強したりする時間ができゆとりをもてる
- 具体例:この学校では過去に10分以内に給食準備を終えた学級がある。いつもゆとりがあり、時間を意識できるクラスに成長した
結論でロジカルに話し、まず聞き手の左脳を刺激します。
次に根拠が示されるので説得力が増し「なるほど」と思わせます。
最後に具体例で想像力を刺激すれば、右脳も使わせることができます。
このように「結論」「根拠」「具体例」の順番を使って話すことで、聞く人に印象づけて行動させることができるようになります。
実は世の中にあるよく読まれるブログも「3段ピラミッド」を使われていることが多いことはご存知でしょうか?
僕のブログでも意識して書くようにしています。
よく聞かれる、読まれる話や文章にはやはりそれなりの工夫があるものなのです。
- 相手に伝えるために「3段ピラミッド」の話し方を実践しよう!
- 「結論」「根拠」「具体例」の順番で話すべし!
話し方を身につけるために「リトルホンダ」を作り出そう
今までの内容でも十分話し方は改善されますが、さらに先生がより伝わる話し方を紹介します。
それは自分の中に「リトルホンダ」を作ることです。
「リトルホンダ」とはサッカー選手である本田圭佑選手がACミランに入団が決まった際に会見で話したコメントで現れた表現です。
「心の中のリトル・ホンダに聞きました。」
この「リトルホンダ」とはつまり自分を俯瞰すること。
第三者の自分を作り出し、相手から見た自分がどう見えるのかを考えることです。
- 自分はどう見えているのか
- 自分の声はどう聞こえているのか
この「リトルホンダ」を作るための初歩的なテクニックとして、実際に自分が話すであろう場所に行き、聞く側の座席に座るという方法があります。
座った場所から
- 自分の声
- 自分の姿
- 自分の立ち位置
- 自分の身振り・手振り
これらを想像することでより自分を俯瞰することができます。
さらに応用編としてボイスレコーダーやビデオカメラを使うことも考えられます。
自分の声や姿をイメージだけでなく実際に見聞きすることで、自分の話し方のPDCAを回すことができます。
とはいえ、毎回レコーダーやビデオカメラを使うのは準備も大変です。
まずは自分の中に「リトルホンダ」をつくり、俯瞰することから始めてみてはどうでしょうか。
まとめ:話し方一つで学級は変わります
今回の記事を振り返ります。
- 先生の話し方に問題がある
- そもそも話を聞かないことを前提にする
- 相手に意識を集中しよう
- ゴールをイメージしよう
話し方一つで学級は変わります。
学級だけでなく授業においても使えるテクニックでもあります。
学級がうまく回るようになれば心にも時間にもゆとりをもてます。
結果、定時で帰ることだって可能になります。
余暇の時間で自分の好きなこともできますし、僕のように転職するための準備だってできるはず。
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