いつも計画を立てて仕事をしているはずなのに、予定通りに終わらない…一体どうして!?
こんな悩みを解消します。
教員のみなさんはこんな経験をしたことがありませんか?
- 毎日所見を書こうと思っていたのに、締切に間に合わない
- 授業の準備が時間内に終わらず、いつも定時を過ぎる
- 1時間で終わると思ったテストの採点が2時間以上かかってしまう
前もって計画を立てたはずなのに、予定通りにいかないことってありますよね。
この問題、実はあなただけではないんです。
なぜなら、人は何かに取り組むときにかかる時間や労力を少なめに見積もってしまう「計画錯誤」があるから。
- 先生たちの仕事が予定通りにいかない原因
- 原因を取り除くための解決策
記事を書いている僕は現職の中学校教員。
- およそ半年間でプログラミング独学
- 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
- 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中
おかげさまでブログは15万PVを突破。
Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!
今でこそ、働きながら定時に帰りつつ、ブログやTwitter、Clubhouseなどで情報を発信していますが、実は昔は違いました。
当然、締切は間に合わずいつもなにかに追われていました。
僕も今回紹介する「計画錯誤」の罠にハマっていたから。
しかし、この記事を読んでいるあなたは大丈夫。
なぜなら、記事を読み終えることで僕と同じようにその罠から抜け出すことができるようになるからです。
多くの教員がはまってしまう「計画錯誤」とは?
繰り返しになりますが、あなたが計画通りに仕事を終えられないのは「計画錯誤」になっているから。
博士はある実験でこの「計画錯誤」を見つけ出しました。
博士は学位論文を書く大学生に「いつ終わるのか」という質問をしたそうです。
学生たちの答えは以下の通り。
- 最短…平均27日
- 最長…平均49日
ところが実際に完成した平均日数は56日。
なんと最長で答えた日数よりも長く時間がかかってしまったのです。
このことから、人は実際にかかる時間や労力を少なめに見積もってしまう傾向があるということがわかりました。
考えてみれば、僕たち教員にも当てはまることは多いですよね。
- 放課後に突然かかってくる保護者からの電話
- 突発的に起こる生徒指導
- 地域からの苦情電話の対応
- 他の先生に急に話しかけられて頼まれる仕事
- 市教委からくるアンケート調査
いざ計画を立てても予期せぬ出来事は起こるもの。
しかし、計画を立てる段階ではこのような要素をすべて「なし」のまま考えていませんか?
自分が予定していた通りに仕事がはかどることはなかなかありません。
- 自分はうまく仕事がこなせない
- 定時を過ぎてからやるしかない
- 土日に出勤をして仕事をしよう
こうして悪循環にはまり、どんどん仕事が遅くなってしまうのです。
所見を「1日で5人」書いても一週間では終わらない理由
実は過去の僕もこの「計画錯誤」で失敗する教員でした。
通知表に書くべき「所見」を計画的に終わらせようとスケジュールを立てたことがあります。
管理職に読んでもらうため、一ヶ月前に提出しようと前もって計画。
「1日で5人」書くことで一週間で終わらせようと考えました。
さて、実際はどうでしょうか。
確かに1日目はうまくいき、5人書くことができ達成感を味わいました。
よし、この調子なら大丈夫!
ところが2日目は学年で行事の準備をすることになり、時間が減少。
結局、3人で終わります。
まあ、次の日にがんばればいいかな!
そう思った3日目。
遅れを取り戻そうと目標を「7人」と設定したところ、思い通りにいくはずもありません。
あれ?こんなはずじゃ…
結局、当初は1週間で計画していたはずなのに、終わってみれば3週間もかかってしまったのです。
>>初任者必見!通知表の所見が驚くほど早く書ける3つの方法とは?【すぐ実践可能】
教員が「計画錯誤」から抜け出す方法
では、このような失敗を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
計画錯誤から抜け出す方法を3つ提案します。
- 他の人に分析してもらう
- 他の人に置き換えてみる
- 最悪の結果を想定する
他の人に分析してもらう
一度、仕事の計画を立てたら、あなたのことをよく知っている先生に相談して意見をもらいましょう。
なぜなら、自分では気づけない視点で分析してもらうことで客観視することができるからです。
あなたの実力をよく見ているからこそ
- 計画にムリはないか
- 問題となりそうなことはないか
と適切なアドバイスがもらえます。
他の人に置き換えてみる
自分が「やろう」と思っている仕事を他の人が終わらせるとしたら、どれくらい時間がかかるのか考察しましょう。
どうしてかと言うと、他の人に置き換えることで客観的に見ることができるからです。
「自分」という立場を離れることで、より正確な時間を予想できます。
いやいや、自分と他人は違うから意味がないよ…
と思った人もいることでしょう。
職場の人間関係があまりよくないため、他の人に分析してもらうことが苦手だという人は、ぜひこのテクニックを使ってみましょう!
>>教員の「人間関係が辛い」と感じる3つの原因と5つの解消法【経験談もあります】
最悪のケースを想定してみる
自分がやりたい仕事がスケジュール通りいかないと予想し、最悪のケースを考えるのもオススメです。
なぜなら、ムリのない計画を立てられるから。
僕たち教員は、自分で仕事をコントロールできない状況になることが多いですよね。
放課後、教材研究をしようと思ったとしても…
- 保護者から突然の電話
- 地域の方から苦情が来て出動
- 急なアンケート調査が回ってきて回答
- 学年の仕事がやってきていっしょにやることに
こんなケースはめずらしくないはず。
突発イベントのオンパレード!
たとえば教材研究をしようと思ったときに、同じ学年の先生から仕事を振られることなどを想定しておく。
このような「ゆとり」を持っておくことで「できなかった!」という後悔をすることがなくなります。
まとめ|自分の仕事を計画通り進めよう!
改めて今回の記事を振り返ります。
- 他の人に分析してもらう
- 他の人に置き換えてみる
- 最悪の結果を想定する
責任感が強い先生ほど、計画通りに仕事が終わらないことで自分を責めがちです。
- 「なんで自分はできないんだ」
- 「いつも力が足りないんだ」
ですが、これはあなたに限ったことではありません。
だからこそ防ぐために方法をつくることで、後悔することなく仕事に取り組むことができます。
「予定通りできた!」という達成感は仕事のモチベーションをあげます。
結果、心にもゆとりができますから、笑顔も増える。
子どもたちとも楽しい時間を過ごせるはずです。
今、仕事の進め方で苦しんでいる先生はぜひ紹介した解決策を試していてください。
いっしょに定時で帰るようになりましょうね!
今回は以上です。
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