自分のクラスが学級崩壊するのを防ぎたい!
防ぐためにチェックしておくことって何かあるかな?
こんな疑問を解決します。
学級担任であれば、誰だって学級崩壊したくない!と思いますよね。
- いいクラスを作りたい
- 子どもたちを笑顔にしたい
- よい集団へと成長してほしい
教員として当然の思いでしょう。
実は、学級崩壊となる要因は「教室環境」にあります。
なぜなら、荒れているクラスほど「教室環境」に共通の特徴が出てくるからです。
- 学級崩壊が誰にでも起きる理由
- 教室環境から見る学級崩壊チェックリスト
- 学級崩壊を防ぐ対策
記事を書いている僕は現職の中学校教員。
- およそ半年間でプログラミング独学
- 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
- 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中
おかげさまでブログは15万PVを突破。
Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!
実は僕も教員生活10年間の中で学級崩壊寸前になったことがあります。
- 子どもは話を聞いてくれない
- 保護者からの信頼もない
- 自分自身も毎朝起きるのが辛い
とてもつらい一年間でしたね…
そんな思いでまとめてみたつもりです。
前半では「教室環境」のチェックリストを公開し、後半ではその解決策も書きました。
この記事を読み終えることで、学級崩壊を防ぐ手段の一つとして活用できますよ。
「学級崩壊」は誰にでも起きる
学校の先生であれば誰しも避けたいのが学級崩壊。
そんな状況は絶対に免れたいですよね。
実は目に見えて学級崩壊をしてなくても、その一歩手前にまできている学級って意外と多いものなのです。
僕も昔、学級崩壊寸前までなってしまった経験があります…
そのときに感じたのは「教室環境」のほころびでした。
学級崩壊を起こし始めると、教室環境に現れ始めるのです。
これらの項目に多く当てはまるほど、あなたの学級は「学級崩壊予備軍」となるでしょう。
自分のクラスと照らし合わせてみてください。
チェック項目から具体的な対策も考えて、学級崩壊をいっしょに防ぎましょう!
教室環境で発見!学級崩壊チェックリスト
イメージは子どもたちが下校したあとの教室。
つまり1日が終わったあとの教室を見渡したとき、あなたのクラスがどうなっているのかです。
なぜなら、1日の終わりの教室環境ほど、学級の荒れ具合を示しているからです。
チェックリストを基に点検してみましょう。
- ゴミが教室に落ちている
- 教室入り口下のレールが汚い
- 黒板が汚い
- 黒板消しが汚い
- 給食の配膳台が汚い
- 配膳台下の床も汚い
- 窓が施錠されていない
- カーテンがまとめられていない
- 黒板の日付が変わっていない
- チョークが短いものばかり
- 教卓の周りに物が多い
- 蛍光灯が切れたまま
- 掲示物が剥がれている
次に、それぞれの項目の原因と対応策を考えてみましょう。
学級崩壊チェック1:清掃活動が機能していない
- ゴミが教室に落ちている
- 教室入り口下のレールが汚い
- 黒板が汚い
- 黒板消しが汚い
これらの項目は、清掃活動が機能していないことを意味しています。
それなのに1日の終わりにゴミが落ちていたり黒板消しが汚かったりするのは、清掃活動が取り組めていない証拠だから。
「汚くても平気」という思いが生まれているかもしれません。
改善するためにはシステムの見直しが必要。
- 誰が何をするかはっきりと分かっているか
- 役割は公平か
- 場所変更の周期は一定か
- 当番表は見やすいか
- 清掃中のルールは確立されているか
必要であれば、当番のグループ自体を編成し直すことも考えたほうがいいです。
僕も過去には、グループ内の子どもたちの関係性が悪かったため、グループを編成し直したことがあります。
その後の清掃活動では驚くほどトラブルが減り、きちんと取り組むようになりました。
また、子どもたちに真剣に清掃を取り組んでもらうためには、教師自身も掃除をする必要があります。
姿を見せることで「自分もやらなければ」という思いを持たせることができます。
みなさんも子どもといっしょに清掃していますよね?
清掃活動を立て直して、学級崩壊を防ぎましょう。
学級崩壊チェック2:給食当番が機能していない
- 給食の配膳台が汚い
- 配膳台下の床も汚い
これらの項目が当てはまる場合、給食当番がきちんと活動していないことが考えられます。
配膳台や台の下が汚いということは、配膳が下手であるということ。
配膳中にこぼれた汁物や具材が汚れとして残っている状態です。
それはきちんと当番活動ができていないから。
- 無駄なおしゃべりをしながら配っていないか
- 適当に配っていないか
- 自分の役割が分かっているか
清掃活動と同じく、システムの見直しが必要かもしれません。
僕が給食で特に気をつけているのは以下のポイント。
- 役割を固定する
- 時間を意識する
- 給食準備を早くするメリットを語る
給食当番の指導方法については別記事でも詳しく解説しています。
給食当番の活動ができるように立て直しましょう。
学級崩壊チェック3:日直の仕事が機能していない
- 窓が施錠されていない
- カーテンがまとめられていない
- 黒板の日付が変わっていない
これらは日直の仕事が機能していないことが考えられます。
「やらない」ということは日直の仕事をサボっても良いという風潮があるということ。
とても厄介な状態ですので、すぐに手を打つ必要があります。
- 日直の仕事が明文化されているか
- 担任が日直に声をかけているか
- 2人以上であれば1人しかやらないようなパワーバランスになってないか
日直の仕事ができなくなる学級はかなり危険です。
しっかりと立て直すべきでしょう。
学級崩壊チェック4:教師にゆとりがない
- チョークが短いものばかり
- 教卓の周りに物が多い
- 蛍光灯が切れたままである
- 掲示物が剥がれている
これらは教師のゆとりの無さが表れています。
チョークは毎日の授業で使われるものですよね。
それに気づけないということは、ゆとりがない証拠です。
また教卓の周りに物が多い状態もNG。
整理整頓をするように言ったとしても、説得力がなくなります。
- 集めたプリント
- 子どもたちの宿題ノート
- 自分の準備した教材
こういったものが積まれている先生はすぐに整理整頓をしましょう。
「蛍光灯が切れていること」や「掲示物が剥がれている」ことも同じです。
忙しいとつい「後回し」にしてしまいますよね…
しかし教師がすぐに動くことで
- この先生はいつも環境に気にかけている!
- 細かいところまで目が届いている!
と子どもたちに認識されるようになるんです。
一つの環境要因とはいえ、侮ってはいけません。
どんなことにも対応できるよう、ゆとりを持って生活しましょう。
まとめ:学級崩壊は誰にでも起きる!誰でも防げる!
改めて今回の記事をまとめます。
- ゴミが教室に落ちている
- 教室入り口下のレールが汚い
- 黒板が汚い
- 黒板消しが汚い
- 給食の配膳台が汚い
- 配膳台下の床も汚い
- 窓が施錠されていない
- カーテンがまとめられていない
- 黒板の日付が変わっていない
- チョークが短いものばかり
- 教卓の周りに物が多い
- 蛍光灯が切れたままである
- 掲示物が剥がれている
少しずつ、ほころびが重なって崩壊していきます。
修正を怠らなければ、学級崩壊を防ぐことは必ずできます。
日々の忙しさで、ゆっくりと教室環境が見られない先生もいるでしょう。
しかし、ちょっとした意識の変化で改善は必ずできます。
常に環境に目を光らせる教員になりましょう!
今回は以上です。
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