小・中学校で教員をしてきたぴいすです。未経験でWEBコンサル会社から内定ゲット。副業ブログは7ヶ月で月10,000円ほど稼げるようになりました!Twitterアカウント:フォロワー4,000人超
中学校の先生になりたいけど採用試験に合格できるか不安・・・
現在、中学校の先生になりたいと思っていながらも不安を感じているみなさん。
その悩みを解消する方法があることを知っていますか?
実はある方法を選ぶことで、中学校の先生になれる確率をグッと上げられるんです。
その方法とは小学校の教員採用試験を受けることなんです。
一体どういうことなのか。
この記事で解説していきます。
こんな人にオススメ!
「中学校の先生」になる確率を上げる裏ワザは小学校教員採用試験にある!
中学校の教員になりたい人は、思い切って小学校の教員採用試験を受けましょう。
なぜなら、中学校と比べて小学校の方が合格しやすいからです。
採用試験の倍率を見るとその差がはっきり分かります。
上記の「教育新聞」HPから2019年度の教員採用試験結果についてデータを見てみましょう。
ここでは神奈川県を例に見てみます。
2019年度の小学校の倍率は3.0となっています。
対して中学校国語に関しては2.8とほぼ差ありませんよね。
しかし中学校社会は10.7、保健体育は11.7となっています。
単純に計算しても合格率に3倍以上の差がありますよね。
同じ教員として合格するなら小学校の方が明らかに合格しやすいのです。
これは神奈川県のみに言えることではありません。
差がないケースもありますが、ほとんどの都道府県では小学校の教員採用試験の方が倍率が低い傾向が見られます。
以上から教員として採用されるために、小学校の教員採用試験を受けることは合格率を高める方法だと言えます。
小学校と中学校の教員免許を取得しておく必要はありますが、先生になるための近道としてはよし!
ちなみに英語の教員免許を持っている先生はさらに小学校で採用されやすくなりますよ。
小学校から中学校へ異動しよう!
でも小学校で採用されたら、中学校の先生として働けないのでは?
小学校の教員採用試験に合格すると「ずっと小学校の教員として勤務しなければいけない」と思っていませんか?
実はそれ、大きな間違いなんです。
学校の先生は数年ごとに勤務校の異動があります。
その際に中学校への異動希望を出すことでかなりの高確率で中学校へ行くことが可能です。
毎年、どの学校でも学校長との面談が行われています。
異動を希望する先生は、その面談時に申し出るだけOK。
あなたが強い希望を出せば、割と中学校へ異動することは可能です。
なぜこれほどあっさり小学校から中学校への異動が可能かと言うと、深刻な教員不足が背景にあるからです。
前述した教員の採用試験に倍率があるように、募集に対して合格者は一定数おり、合格できない先生もいます。
一方で各学校では正規雇用の教員だけでなく非正規である講師を一定数雇用している現状があります。
(合格してない人を講師として雇うって矛盾ありまくりだよな・・・)
今では教員の労働環境がブラックであることがメディアでも報道されるようになり、正規採用の倍率も年々低下しています。
その結果、講師として働きたいと考えている人も年々減少している状態です。
特に中学校においては「部活動」の負担が大きく取り上げられており、先生として働きたいと言う人が不足しています。
そのため、小学校から中学校への異動は比較的に通りやすいのです!
(ある意味残念なことではありますが・・・)
僕も元々は小学校の採用試験で合格して教員となりました。
6年間経験したあと、中学校へ異動することになり現在に至りました。
初任者として最低経験年数は各自治体によって違いますが、場合によっては中学校へ早く異動することができます。
今ではすっかり中学校の先生に染まってしまっています。
小学校の経験は中学校でも生きてくる
でも小学校の先生と中学校の先生って、そもそも環境が違うんじゃないの?
確かに小学校と中学校とでは先生のは少し環境が違ってきます。
とは言え小学校での経験はデメリットばかりではありません。
小学校での経験は確実に中学校でも生きてきます。
小学校では中学校以上にきめ細かい指導が必要です。
学習指導のみではなく、生活指導で子どもたちに教えることが多いです。
中学生以上に「知らないこと」が多いのが小学生。
分かってもらうためには言葉を選ぶことが重要です。
その教える過程で
言葉を選んで丁寧に教えていく技能が養われていきます。
この丁寧さは確実に中学生に対しても活かされます。
また、子どもの成長という面でも発達段階を知れるのは大きな利点です。
小学校ではどのようなことを学び、どんな経験をしてくるのかを知っていることで、中学校での指導にも確実に役立ちます。
小学校での経験は決してムダではないですよ!
部活動の顧問は拒否できる!
なるほど!でも小学校と違って中学校は部活動がある・・・
自分は指導できる部活動がないんだけど大丈夫かな?
結論から言うと大丈夫です。
なぜなら部活動顧問は拒否することができるからです。
部活動はそもそも生徒の自主的な活動として学習指導要領に記載されてはいます。
しかしながら文科省からは「部活は学校の業務だが、必ずしも教員が担う必要のないもの」としてまとめられています。
学校長は勤務時間を越えた部活動を教員に命令することはできないのです。
この辺りの詳しい内容については、こちらのサイトを見ると分かりやすくまとめられています。
教員の働き方改革においても、この部活動に関する動きは最近さらに活発になってきました。
第200回の国会では
十、政府は、教育職員の負担軽減を実現する観点から、部活動を学校単位から地域単位の取組とし、学校以 外の主体が担うことについて検討を行い、早期に実現すること。
この文言を受け、今後は部活動が学校から切り離されていくことが予想されます。
それでも不安な方は、実際に部活動顧問を拒否されている先生方の声を聞くと安心できるのではないでしょうか。
部活顧問拒否してから一層見える景色が広がったし、土日が100%確保されることを思うと毎日楽しい。村八分を差し引いても楽しい。
あと今後の人生で使えそうなこととして、「意見を述べることに怖じ気付かなくなった」「論理的に整理して説明する力がついた」「動揺しなくなった(沸点が高い)」だな。— あまあま (@maqqqppp) August 7, 2019
うちは校長、教頭、教務と部活大好きで、特に教頭、教務は部活やってなんぼって人。
でも今日、教務に来年は顧問やるつもりはありません。って言えた!今まで萎縮して何も言えんかったけど、ちょっと成長!
案の定、君がやめたら他の人にしわ寄せが来る的なことを言われたけども。— ガリレオ 真夏の運動方程式 (@tochi__leo) December 17, 2019
部活顧問拒否している先生を「ワガママ」だの「自分勝手」だの言う人に関しては、勤務時間外に無償労働を強制されている現状を何とかするために力を貸してよ、と思っています。
責める相手はそこじゃない。
あと私は「部活はボランティア」と言い方は嫌い。ボランティアは自分からやるものだから。— aoi🔴 (@aoi88423219) July 24, 2019
「先生みたいにみんなワガママ言って部活顧問拒否したらどうなっちゃうの!」
言われたことは無いが容易に想像できる質問だ。
答えは簡単。
「文科省が重い腰をあげるかも」
— ガレヱジ・サーストン(目つき悪い) (@anticlubact1995) April 5, 2019
中学校の教員を選択する上でも部活動指導を懸念する必要は全くありません。
異動の際、ただ一言「部活動の顧問はしません」と言い放つだけです。
まとめ:小学校の教員採用試験を受けて中学校の教壇へ立とう
本記事のまとめです。
→小学校の教員採用試験を受けることで合格率がグッと高くなる
→今は講師不足の時代。中学校の先生は需要がある!
→顧問拒否ができる。自分で申し出よう
あなたが中学校の教壇へ立てることを心から祈っています!
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