いつも話しているのに子どもたちが動いてくれない…
話し方や関わり方が悪いのかな?
信用されるための方法が知りたい!
こんな悩みを解消します
この記事を読んでいる人も「子どもたちから信用されたい!」「よい関係性をきずきたい!」と思っているはず。
しかし多くの書籍には「子どもとたくさん話そう」と書かれていながら、心理学やエビデンス(科学的根拠)を用いたテクニックは紹介されていないことが多いですよね。
そこで今回はエビデンス(科学的根拠)をもとにした信用を得るための3ステップを紹介します。
- 「シュムージング」ー打ち解ける
- 「ストレングス」ー相手に自信をもたせる
- 「類似と共通点」ー仲間意識を深める
記事を書いている僕は現職の中学校教員。
- およそ半年間でプログラミング独学
- 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
- 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中
おかげさまでブログは15万PVを突破。
Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!
今でこそ、中学校教員でありながら定時で帰る毎日を過ごし、大好きなブログ更新や読書の時間がありますが、過去の僕は違っていました。
- 毎日2時間以上の残業は当然
- 保護者への連絡対応ばかり
- 自分の仕事時間が確保できない
帰宅すればヘトヘトでただ眠るだけの日々でした…
こうして時間を生み出すことができるようになったのは「子どもとの関係性」を良好にすることができてからなんです。
- 子どもたちと良い関係性ができる
- 学級経営が安定し、トラブルやクレームが減る
- 自分のペースで仕事ができるようになり、定時で帰れるようになる
そんな方はぜひ、今回の記事で紹介する「3つのステップ」を実践してみてください。
必ず子どもたちとの関係性は良くなり、仕事も早くできるようになるはずです。
それではさっそく、解説していきます。
ステップ1:「シュムージング」で打ち解ける
最初のステップは「シュムージング」で打ち解けることです。
なぜなら、雑談をすることで相手との心理的な距離が大きく縮まるから。
得体のしれない人よりも、自分のことをどんどん話してくれる人のほうが近づきやすいのは当然ですよね。
いやいや、雑談はいつもしてるよ!
と思った方もきっといるはず。
ただ、少し考えてみてほしいんです。
- 天気
- ニュース
- 芸能界のトレンド
- 授業の話
よくある雑談のネタかもしれませんが、これらはすべてNGな雑談。
雑談の効果は2002年のスタンフォード大学の実験でも確かめられています。
- メールを送っただけのグループ
- メールの冒頭に自分の雑談を入れたグループ
上のようにグループで比較した結果、雑談を入れたグループのほうが寄附をもらえる確率が20%もアップしたのです。
「子どもたちを動かしたい」と思ったなら雑談は必要なテクニックなんです。
雑談の種類でもとくに効果的な話題は次の5つ。
- お金や健康に関する心配事
- 人生で幸福を感じること、楽しいこと
- 自分の弱点やマイナス面
- 自分の趣味や興味
- 恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験
「年度初め」などはこれらの話題を中心に、どんどん雑談しましょう!
「シュムージング」についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
ステップ2:「ストレングス」で相手に自信を与える
次のステップは「ストレングス」で相手に自信を与えること。
教員としては子どもたちに「行動してもらいたい!」って場面はたくさんありますよね。
- 授業で集中してほしい
- 学校行事で団結してほしい
- 給食や清掃などの当番活動をがんばってほしい
こんなときにダメな先生ほど「命令」や「指示」だけで動かそうとします。
- きちんと話を聞きなさい
- みんなで協力しなさい
- しっかり動きなさい
たしかに、その瞬間は子どもたちは動くかもしれません。
でも、この記事を読んでいる先生なら気づいているはず。
子どもたちの本質は変わってないんですよね。
「ストレングス」のポイントは「過去」と「現在」の自分を聞き手に比べさせること。
「自分は成長している」と実感させることで、より行動を起こせるようになるんです。
僕はよく学校行事で次のようなことを話します。
聞き手が自信を持てば、話し手に対して好意をもちます。
- この先生なら認めてくれる!
- この先生のためなら動こう!
もちろん、お世辞ではなく自分の本心で語るからこそ、この「ストレングス」は意味があります。
子どもたちを認め、励ますことで行動を起こさせましょう!
「ストレングス」についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
ステップ3:「類似と共通点の強調」で仲間意識を深める
最後のステップは「類似と共通点の強調」です。
先ほども書いたように「命令」や「指示」だけで人の上に立とうとする教師は子どもから好かれることはありません。
身近な存在、気軽に話しかけられる仲間と思わせるほど強い影響を与えることができます。
そのために「小さな共通点」を見つけ出すことが重要になってくるんです。
- 出身地
- 好きな食べ物
- 見ているテレビ
- 趣味
- 好きな映画
あなたもこのような「小さな共通点」で話題が盛り上がったことがありませんか。
- 保護者が自分と同じ出身中学校で「学校あるある」を話した
- 同僚が読んでいるマンガが自分と同じで熱く語った
- 子どもの兄弟構成が自分と同じで心情がよく分かると共感した
「似ているな」「いっしょだな」と思わせるだけで、相手の話に耳を傾けて受け入れる確率は2倍近く向上するという結果も出ているほど。
当時、発売された「ファイナルファンタジー8」を担任の先生が買ったという話を聞いたんですね。
先生でもゲームやるんだ!
昔からゲームが大好きだった僕はそれだけで親近感を覚え、先生に対して「親近感」を覚えた経験があるんです。
小学校でも中学校でもオススメなのは「音楽」「マンガ」「映画」といった話題でしょう。
話す中で相手との「共通点」を見つけたら「いっしょですね」と口に出すだけでOK。
特に早い段階であればあるほど、効果的にはたらきます。
子どもとの共通点はないか、考えてみましょう!
「類似と共通点の強調」についてはこちらの記事でもまとめています。
まとめ:3ステップで子どもを動かそう!
改めて今回の内容をまとめます。
- 「シュムージング」ー打ち解ける
- 「ストレングス」ー相手に自信をもたせる
- 「類似と共通点」ー仲間意識を深める
相手に意識を傾けていれば、きっと実践できるはず。
「子どもとの関係性」が一度、出来上がってしまえば怖いものなしです。
あなたの話を聞いてくれるようになり、学級も落ち着くようになります。
なにより子どもたち自身が「この先生は信用できる」と安心感を得られます。
結局、定時退勤は学級経営を成功させるでもあるんですよね
子どもたちから信用を得て、子どもも先生も笑顔になれるクラスをめざしましょう!
今回は以上です。
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