子どもたちから好かれる教師になりたい!
どんなことをするといいのかな…?
こんな悩みを解消します。
ベストセラー「嫌われる勇気」を読んだことがある人なら「相手の心は動かせない」と頭では理解しているはず。
しかしながら「嫌われる」よりも「好かれる」ほうが心おだやかに過ごせますよね。
実は、どんな子どもからも好意をもたれる効果的な方法があることを知っていますか。
それは「類似と共通点の強調」というテクニック。
なぜなら、人は共通点があるだけで、その人の話を聞くようになるから。
- 「類似と共通点の強調」とは?
- 相手の心をつかむ科学的根拠
- 明日から使える具体的な話題
記事を書いている僕は現職の中学校教員。
- およそ半年間でプログラミング独学
- 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
- 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中
おかげさまでブログは15万PVを突破。
Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!
ここだけの話、僕も過去には学級崩壊を経験したことがあります。
- 子どもは話を聞いてくれない
- 保護者からも苦情が多い
- 毎日、学級へ行くのがつらい
あの頃は本当に苦しかったです…
「このままじゃダメだ!」と思い、学級経営について勉強を一からやり直し。
結果、学級経営がおどろくほど安定するようになりました。
今回は僕が心がけているテクニックの1つ「類似と共通点の強調」について解説。
単なる説明だけでなく、エビデンス(科学的根拠)や具体的な話題も紹介します。
この記事を読み終えれば、明日から子どもから好かれる教師になれますよ!
「類似と共通点の強調」とは似ていると伝えること
「類似と共通点の強調」ってどういうもの?
「あなたと私は似ています」と伝えることです
「類似と共通点の強調」とは「自分といっしょですね」と伝えること。
なぜなら、人は小さな共通点があるだけでも相手の話に耳を傾けるから。
あなたも、些細な「似ていること」で話題が盛り上がった経験はありませんか。
- 美容室へ行ったら担当者と出身地が同じだった
- 職場の同僚と趣味がいっしょだった
- 上司と最近見た映画が同じだった
ふり返ってみれば大したことじゃなくても、そのときは相手に親近感を覚えたはず。
子どもから好かれたいのであれば、早い段階で相手との共通点を見つけ出し、話題にすることが重要です。
「類似と共通点の強調」の科学的根拠
本当に効果があるの?
実験結果を紹介します!
「好きな形容詞」が同じだけでも相手のために動く!
カリフォルニアにあるサンタクララ大学での実験を紹介します。
その後、全体を3つのグループに分けました。
- 類似グループ:選んだ形容詞が20個中、17個同じ
- ニュートラルグループ:選んだ形容詞が20個中、10個同じ
- 非類似グループ:選んだ形容詞が20個中、3個同じ
その後、グループ内で
- 「自分の書いたエッセイを読んで感想を聞かせてもらいたい」
- 「グループのためにある場所へ行ってモノを運んでほしい」
といった、簡単な頼み事をし合うという実験をしました。
結果は大きく変化。
1の類似グループでは、なんと77%の人が相手の頼み事を聞いて行動しました。
ところが2のニュートラルグループでは60%、3の非類似グループでは43%と明らかに差があったのです。
「1」と「3」では2倍近く違いますね!
この結果から、どんな小さなことでも「私たちは似ている」と感じたほうが相手のために動くということがわかったのです。
買ったゲームがいっしょなだけでも「好き」になる
実は、僕自身も「似ているな!」と思って親近感を覚えた体験があります。
当時、担任だった先生が「ファイナルファンタジー8」を買った話を聞きました。
ゲームが大好きだった僕はそれだけで「類似」を感じたんですね。
たったそれだけでしたが、先生との距離がぐっと縮まり、好きになったのです。
「共通点」ってかなり重要だったんだなと思った記憶ですね。
子どもたちとすぐに盛り上がれる共通の話題
どんな話題だと共通点を見つけやすいの?
難しく考えなくてOKですよ
では、具体的にどんな話題だと「類似と共通点」を感じやすいのでしょうか。
学級経営が安定し、定時で帰れるようになった中学校教員の僕がオススメする話題は次の3つです。
- 趣味
- 出身地
- 悩み
趣味
1つ目の話題は「趣味」です。
- ガンダムが好き
- ポケモンが好き
- アイドルが好き
こういったところは「自分も好きだよ」と伝えつつ質問すると会話が深まります。
その子どもと趣味が全然ちがったら…?
と思う人もいるかもしれませんが、不安にならなくても大丈夫。
むしろ「知らないから教えて」と伝えればいいんです。
「先生でも知らないんだ!」と思う子どもたちほど、たくさん話してくれます。
自分の好きなことを熱く語ってくれるのを聞くだけでも、好意をもってもらえます。
出身地
2つ目の話題は「出身地」です。
- 通っていた学校
- 住んでいた地域
- 有名な特産物
こういった話題は「あるある」ネタとして会話が成立しやすくオススメです。
他県から来た転入生はどうするの?
と思う人もいるかもしれません。
僕自身としては、むしろ転入生こそ話題を広げられるチャンスがあると思います。
恐れずに話すことが大事です!
悩み
3つ目の話題は「悩み」です。
- 家族の悩み
- 友達の悩み
- 人生の悩み
そういった悩みの一部でも「共感」できると親近感を覚えてくれるようになります。
僕も赤ちゃんの育児経験から、女子生徒といっしょに子育ての悩みを共有。
「先生と話すのが楽しいです!」と言ってもらえたのは素直に嬉しかったですね。
もちろん上辺だけの「共感」に意味はありません。
心から「大変だよね」と言えることについて、どんどん話していきましょう。
まとめ
今回の記事をまとめます。
- 「類似と共通点の強調」とは似ていると伝えること
- 「相手と同じ」だと感じるだけで好意をもたれる
- 「趣味」「出身地」などはすぐに盛り上がれる話題
「類似と共通点の強調」は誰でもできる簡単なテクニック。
「自分といっしょだ」と思わせるだけで、相手から好意をもってもらえます。
子どもとの関係性をつくることが得意な先生ほど、コミュニケーションが上手なものです。
いきなりうまく話そうなんて考えなくてもOKです!
まずはなんでもいいから「話す」ことから始めましょう!
今回は以上です。
人気記事 教員に強い転職エージェント3選!登録するならコレだけでOKです【最新版】
人気記事 教員でも簡単!10分で完成!WordPressブログの始め方完全解説【クイックスタート】
このブログでは
- 学級経営がうまくいかず困っている先生
- 仕事を効率的に進めて早く帰りたい先生
- 仕事がつらくて転職しようか悩んでいる先生
こんな先生に向けて役立つ情報を発信しています。