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できる教師の上手な叱り方ポイント4選【意識するだけでOKです】

学級経営

子どもを叱っているのに、なかなか言うことを聞いてくれない…上手な叱り方ってあるのかな?

 

こんな悩みを解消します。

 

教師として避けて通れないのが「叱る」ことですよね。

 

「嫌われる勇気でアドラー心理学が流行したときには「ほめない」「叱らない」なんて言葉もありましたが、1日の生活の中で叱らない場面ってなかなか少ないもの。

 

  • 思うように子どもが動いてくれない
  • 仕事も山積みになる
  • 気がつけば夜遅くまで残業

 

そんな苦しい生活の中で溜まっていくのはストレス。

 

  • ダメだよ!
  • さっき言ったじゃない!
  • どうしてこんなことするの!

 

子どもたちへの叱り方もつい、ヒステリックになりがちではないでしょうか。

 

感情的になればなるほど、子どもたちは言うことを聞いてくれません。

 

上手な叱り方には4つのポイントがあります。

 

本記事の内容
  • 「ダメ」「違う」をできるだけ使わない
  • 「結果」ではなく努力やプロセスに目をむける
  • よくない行動の理由を説明する
  • 教師の気持ちを正直に伝える

 

記事の信頼性

自己紹介

記事を書いている僕は現職の中学校教員。

 

  • およそ半年間でプログラミング独学
  • 3ヶ月の転職活動で未経験のWEBコンサルタント会社から内定
  • 「教員の働き方コンサルタント」として情報発信中

 

おかげさまでブログは15万PVを突破。

 

Twitterでは6,000人のフォロワーさんとつながることができました!

 

なにを隠そう、この記事を書いている僕自身も「叱り方」がまったくわからない教員でした。

 

特に小学校で勤務していたときはひどかったもので

 

  • 怒鳴る
  • ネチネチ言う
  • 感情的になる

 

今思ってもひどい叱り方ばかりでした…

 

しかし自分の子どもが産まれ、子育ての本を読み漁っている中で「叱り方」にはポイントがあることを発見。

 

4つのポイントを意識し始めたことで、子どもとの関係性も良好に。

 

しかも小学生だけでなく、中学生にも通用することまでわかりました。

 

今では子どもとよい関係性を築くことができ、学級経営も安定。

 

定時で帰る日も増えたことで、ブログやTwitter、Clubhouseなどで情報発信もできる毎日を過ごしています。

 

記事を読んでいるあなたは、もう大丈夫です。

 

紹介する「叱り方」のポイントさえ実践すれば、子どもたちはあなたを嫌いにならなくなります。

 

それどころか、叱っているはずなのに子どもたちはあなたの話を聞いてくれるようになるんです。

 

魔法ではありません。

 

意識をするだけなんです。

 

では早速、4つのポイントを紹介します。

 

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上手な叱り方1:「ダメ」「違う」をできるだけ使わない

上手な叱り方のポイント1つ目は「ダメ」「違う」をできるだけ使わないこと。

 

なぜなら、否定的な言葉を使い続けることで子どもの不満が溜まるから。

 

ある研究によると「ダメ」「やめて」といった言葉を聞き続けると、脳が脅威を感じるということがわかっています。

 

これは子どもたちも例外ではありません。

 

  • 脅威を感じ続ける
  • フラストレーションが爆発する
  • より反抗的な態度になる

 

悪循環ですよね…

 

大事なのは子どもの気持ちを受け入れること。

 

否定から入るのではなく、相手の行動を理解するところから始めましょう。

 

  • 何をしたかったのか
  • 何を言いたかったのか
  • どんな気持ちだったのか

 

子どもの行動を受け入れた上で、手を差し伸べるように良い方向へと導くのです。

 

たとえば授業中におしゃべりばかりしている子どもがいた場合。

 

「おしゃべりはダメ!」
「話したいことがたくさんあるんだね。あとで聞かせてもらうから、今は少しだけガマンしてほしいな」

 

後者のほうが話すためのエネルギーは必要です。

 

しかし、否定的になりませんから、子どももきっと受け入れやすいはず。

 

もちろん「ダメ!」「違う!」と叫ばないといけない場面もあります。

 

  • 命の危険性があるとき
  • 意図的に誰かを傷つけるとき

 

こんなときは構わず言いましょう。

 

上手な叱り方2:「結果」ではなく努力やプロセスに目をむける

上手な叱り方2つ目のポイント。

 

叱るときに過程を中心に声をかけることです。

 

なぜなら、結果を責める子どもは無力感を覚えてしまうから。

 

たとえばテストの点数がよくなかったとき。

 

「勉強しなかいから低い結果になったんだ」と決めつけていませんか。

 

たしかに教師の目からすれば勉強量が足りないと思える子どもはたくさんいるでしょう。

 

しかし、その子はその子なりに必死にやってきたのかもしれませんよね。

 

  • 努力が足りない
  • もっと時間を増やすべき
  • このままじゃ点数は低いままだ

 

自分なりの努力が認められないような声かけをされれば、子どもだってやる気がなくなりますよね。

 

過程に注目してみると声のかけ方は変わります。

 

  • 勉強したけど、点数が思ったより伸びなかったみたいだね
  • 次はどんなやり方をするといいのかな

 

「点数」ではなく「勉強の方法」に注目させることで、自分で考えようとする機会を与えられます。

 

子どものやる気を削がないように気をつけましょう!

 

ちなみに「過程」に注目するのは「ほめ方」でも大事な観点です。

 

上手な叱り方3:よくない行動の理由を説明する

上手な叱り方のポイント3つ目は、叱るときに理由を説明することです。

 

なぜなら、子どもたちが周囲を思いやる気持ちを考えられるようになるから。

 

  • ろう下を走らない
  • 教室の移動は静かにする
  • 右側通行をする

 

こういった決まりごとを「やりなさい」と押し付けている先生はいませんか。

 

  • 決まってるから
  • 守るべきことだから

 

と思考停止になり、理由を説明していない人がいます。

 

大事なのは「なぜ、それが必要なのか」理解すること。

 

子どもたちは、自分たちがとる行動が自分や他人にどんな影響をあたえるのか想像できないもの。

 

理由を説明することで、自分の行動を振り返ることができるようになります。

 

「ろう下を走らない」と話す場合
  • ぶつかって誰かにケガをさせてしまうと危ない
  • 自分自身もケガをするかもしれない

 

「教室の移動は静かにする」と話す場合
  • 他のクラスは授業中だからうるさくしてはいけない
  • うるさくすると集中できなくなる

 

「自分の行動がどんな影響を与えるのか」と考えさせることを心がけましょう

 

上手な叱り方4:教師の気持ちを正直に伝える

上手な叱り方のポイント4つ目。

 

叱るときは自分の気持ちを正直に話すことです。

 

なぜなら、子どもが他人の気持ちを思いやるきっかけをつくることができるから。

 

僕たちは、エスパーではありませんよね。

 

誰だって、だまっている人の気持ちが分かるわけではありません。

 

だからこそ、自分の気持ちは言葉で伝えないといけないのです。

 

ポイントは「I(私)メッセージ」で伝えること。

 

  • 自分がどう思ったか
  • 自分がどう感じたのか

 

相手に思いを伝え、コミュニケーションを取るようにするのです。

 

例えば係の仕事をなかなかやれない子どもには

 

  • 「Aくんが仕事をしてくれると、クラスがもっと明るくなると思う。」
  • 「先生は嬉しいんだけどな」

 

最初はなかなか子どもも動かないかもしれません。

 

しかし、粘り強く声をかけていけば、届くことはあります。

 

「近道はない」と思って、継続しましょう。

 

まとめ:叱り方は意識すれば変わる

改めて今回の記事をまとめます。

 

上手な叱り方のポイント4つ
  • 「ダメ」「違う」をできるだけ使わない
  • 「結果」ではなく努力やプロセスに目をむける
  • よくない行動の理由を説明する
  • 教師の気持ちを正直に伝える

 

「叱り方」は「ほめ方」よりも難しい技術です。

 

しかし、技術は身につくもの。

 

繰り返していくうちに、自然と声かけもできるようになります。

 

まずは意識すること。

 

そして自分を「内省」すること。

 

1日の終りに自分の行動を振り返ってみてください。

 

  • 今日の声かけはよかったか
  • 別の表現にするにはどうすればよいか
  • 子どもたちの反応はどうだったか

 

繰り返すことで、きっとあなたと子どもたちの関係はよくなります。

 

関係性がよくなれば、クラスも落ち着き、早く帰ることもできますよ!

 

いっしょに定時で帰る教員になりましょう。

 

今回は以上です。

 

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